元町夏のふれあい祭りに参加して
今年もステージ発表の要請を受け、けん玉とバンブーダンスをしました。
その技に会場からワーと言う驚きの喚声が上がり大きな拍手をもらいました。
恒例になっている子どもたちの姿を見て「毎年この子たちのダンスを楽しみに来るんですよ」「よかった」「すごかったね」と感動で中には涙を目にいっぱい貯めながら、声を掛けてくれる方もいました。
毎年お祭りではあおぞらクラブの子どもたちがこの地域の方々と共に歩み育てて頂いている事を実感する瞬間でもありました。
一昔前はみんなで出るのが当たり前でしたが、近年いろいろな環境に置かれている子どもたちは“”出場する“・しない、からの選択になっています。
今年は50%弱の参加でした。練習はけん玉・バンブーダンスのあそびから入ります。特別な子を選択するのではなく、みんながダンスを楽しみ誰もが“もしかめけん玉”が出来る。そんな緩やかな技の獲得です。
1年生は初めての技への挑戦。だから出来なくてもいいのです。それが1年生だから。とゆるやかにスタートするのですが、私たちもあんなふうになりたいと憧れの気持ちが高学年を鏡として模倣が始まり、真剣に取り組み始め支援達もびっくりするくらい上達しました。
3年生は独自の技を編み出しバンブーダンスの棒の間を走り回りけん玉を振り回し自分にガツンとぶつかり、支援員が「今の音すごかったけど痛かったんじゃない?」おふざけと自己流技を行ったり来たりしていて痛みも自己責任で乗り越えていました。
4年生は合宿の話し合いを繰り返すことで自己中心性の育ちのもみ殻落としが進み、言葉を受け止め相手の事を考える入り口に入り、落ち着いてきていました。
そのことが今回のダンスの練習から始まり本番までの取り組みがとても楽しそうに活動が出来ました。
高学年は1年生の時はコロナが発症し、4年間育ち切れずにいましたが、それぞれが低学年の鏡となり練習を引っ張っていく姿はステージの上での見事な表現で結果を出し、涙を誘うくらいの素晴らしい出来上がりでした。
お父さんお母さん、あおぞらクラブの子どもたちは地域のみなさんに暖かく見守られ心豊かに育っています。
そんな姿を見ると安心してお仕事に行けることと思います。
支援員たちも保護者の皆さまの温かいご理解と地域の方々の大きく豊かな見守りで伸び伸びと楽しく保育が出来ています。これからも地域の方々にも感謝、協力し子育てを楽しく豊かにしていきましょう。
また、保護者の方々のご協力でシャトルバスも7年ぶりに復活しました。コロナ前には利用される方も少なく本当に必要なのか問われることもあったようですが、今回の復活に向けてはあおぞらクラブの保護者と支援員でお手伝いをしました。
実際にシャトルバスを走らせてみると元町のまちづくりに熱心だった方々が時を経て、傘を杖代わりにして支えが必要なっている方々、婦人部で近い昔に活躍されていた方々が、乗車してきました。このシャトルバスが走らなかったらお会いすることもなかったでしょう。一方では赤ちゃんを抱っこして乳母車を抱えてくる方、小さな兄弟たちを連れてくる方々なども利用されていました。
シャトルバスはおまつりの参加者の世代が広がりました。そして歴史を語り、乳児童の嬉しそうな姿からは元町の未来が見えます。子どもたちが母となり父となってもまつりのシャトルバスは毎年走り続け歴史を積みかさねていけるといいですね。
27名定員のバスにみなさんを無事に乗せることが出来るか、乗れない方が出たら気の毒とハラハラドキドキの停留場巡りでした。
利用者は往路5便、復路2便で91名の乗車でした。
保護者の方々の少しずつのご協力がひとつになり祭りを支える大きな縁の下の力となりました。ありがとうございました。