スキー教室
12月26日27日28日3日間 手稲ハイランドに行ってきました。
初日はお昼から雪が降りましたが、残り2日間は晴天に恵まれスキー日和でした。
12月26日の朝。1年生は午前中スキーを履いて平地を歩くことから始まりました。片足だけ履き、次は両足に。
子どもたちはさすがに雪国の子と思うくらい、アッという間に上手に歩けるようになりました。
次は、坂でスキーを二の字にして横向きで上る練習をします。講師の方は初めてスキーを履く子どもたちに教える技をたくさん研究し合っています。二の字でエッジを使って登れない時は、雪面に大きなバスタオルを敷いて横滑りをしないように登る練習をします。今年はみんなとても上手で、バスタオルを使うことはありませんでした。
登れるようになると、次は滑って降りる練習です。傾斜がほとんど無く、滑る先は安全な登りの山になっていますので、ズボッ!ズボッ!と突っ込みながらスキーを八の字にして止まる練習をしました。
普段から雪あそびをたくさんしている子どもたちは、スリルがあってとても楽しいようです。でも下に向かって滑るのが「こわい!」と言って滑れない子がいます。講師の先生はその子の前に立ち、胸を両手で押さえ、下を見ないで講師の顔を見ながら滑るように指示。講師はその子の顔を見ながら、「怖くないよー」「大丈夫だよ」と声を掛けながら後ろ向きに滑っています。
スピードにも慣れ、恐怖もなくなり、それからは八の字で滑り、止まることがとても上手になりました。
2日目は、全員山から八の字で滑り、急な所はスキーを脱いで歩いたり、尻滑りをしたりしました。
ゴンドラにも乗りました。
3日目は、講師が前と後ろに付き、支援員が補助に入り小さなグループを作りトレインを描きながら滑りました。
2年生になると、すっかりスピードにも雪にも慣れて滑れるようになっています。しかし、今年の2年生はトレインで滑ることが出来ず、講師を抜かしたり、勝手にコースから外れて滑る子が多く、指導に入れなく講師と補助の支援員を1人ずつ増やしました。
2日目はみんなで気持ち良く楽しく滑る練習をしました。3名の講師がどの子もみんなで助け合いながら滑る練習を、そして4人の支援員は後方で転んでいるなどの子どもたちを助けながら一緒に滑りまいた。
3日目に入ると前のお友だちの後ろについていけるようになり、間隔をあけて滑ることも、転んだお友だちに声を掛け、待つことも出来るようになりました。
午前中は2年生レベルの技を練習し、午後からはトレインで山から滑りおいてくる姿は、とても優雅でした。
初日はご心配をお掛けしましたが、どの子も必ず育つ力を持っています。その育ちを信じ待ちましょう。
3年生も4年生もスキーに向かう力や取り入れる力が付いていてみんな、一生懸命に滑っていました。ただ、滑る力に差がついてきています。
3年生はそんなことはお構いなしに、助け合いながら楽しく滑っていましたが、4年生になると、そのことを他に転換してみんなのスピードとは関係なく、ノロノロ滑りが始まっていました。これはこのお子どもたちのスキーの育ちへのSOSと思います。
「みんな違っていいんだよ」「ゆっくり滑ったって、スキーの文化は楽しめるはず」と、どの子も北海道の冬文化を楽しめるスキー教室を作れるよう支援員も頑張ります。
5~6年生はいろいろな斜面に挑戦しました。膝をしっかり使いきれいに滑れるようになりました。