スキーとおまつり

<スキー行事からスキー学校へ>

あおぞらクラブが開所した時、親子スキーレクという行事がありました。毎年冬になると親子でスキーを楽しんでいました。

20年余り続いた行事ですが、学校の指導要領が大きく変わり、スキー授業が小学校は減り、中学校はなくなりました。当然スキーを楽しむ大人も減っていきました。近隣の小さなスキー場も姿を消し始めました。

 あおぞらクラブもスキーをする親が減ってきて、今後の親子スキーレクをどうしようか考えていた時に、今のスキー協議会の方々と出会いました。

 定年またはその時期を迎えた北大卒スキー部の方々が中心の集まりでした。そこでは今の北海道からこのままスキーが消えていくと経済にも大きな打撃があると危機を感じ、スキーを北海道の冬の文化として残していこいうと活動をしていました。

 ポールテストの為のスキーではなく、冬の文化としてのスキーに出会え、あおぞらクラブのスキーの方針と重なり、子どもたちのスキーはこの方々のスキー学校の生徒として新たにスタートしました。

<スキー学校の歩み>

 スキー学校は楽しく技術も学年ごとの目標が立てられていて無理なく上達していきました。毎年の保育計画にも定着していきました。

当初は保護者の方々の山までの送迎や昼食は弁当を持つ等、なるべく安く行けるようみんなで工夫をしながら、子どもたちのスキー教室参加を守り続けたのですが、それでも1.5万~2万円くらいかかりました。

保護者の方から1度の支払いは大変なので積み立てのようにできなきかと提案がありました。

保護者会や役員でスキー会議が開かれ話し合いを重ねました。同時に山での送迎の大変なこと、冬道なので事故の事、仕事に行く前に3日間の弁当作りが辛い等などたくさんの意見も検討課題となりました。

それで先ず、行事費を保育料に上乗せをし、今の金額になりました。さらにバスを借り昼食はレストラン食へと変更していきました。

<スキー代の1部をまつりから>

 安定したように思われたスキー学校への参加もその後児童数が減りバス代が国の政策の中で2倍以上に跳ね上がり1回に3万から7万円代になりました。

どうしても3日分の予算が立てられなくなり、2日での予算で保護者会に提案しました。

その時に問われたのがなぜ3日で行っていたかでした。以下のようにご報告させていただきました。

まず1日目は雪に慣れ・前年度のおさらいと今年度の目標の導入。2日目は滑ることを中心にスピード・雪山になれながらそれぞれの学年目標の技術の習得。3日目は習った技術を使いいろいろな斜面に挑戦(学年が上がると北壁やオリンピックの大回転を滑りたい等子どもたちの希望を取り入れることも…)しながら冬のスキー文化を楽しみ来年に繋げます。3日目はあおぞらクラブ独自の企画でスキー協の方々のご理解とご協力を頂き進めています。

保護者会では「夏まつりで収益を上げ1日分は保護者が持つから」「先生3日目も連れて行ってよ」という事になりました。子どもを思う熱い思いが伝わってくる瞬間でした。

それから夏まつりの目標は「みんなで3日間スキーに行こう」です。

<今は…まつりは…収益は…>

 今はたくさんのお友だちがあおぞらクラブに通い楽しい日々を過ごしています。運営も安定してきました。

コロナ禍で祭りも出来なかったのですがスキーにかかる1日分を保護者会が負担することは今は在りません。国が子どもたちにどのように私たちの税金を使ってくれるかで助成額も動きますが子ども家庭庁が少子化にも取り組んでいますのでその一助を担っている学童保育は少しの間は安定していけるかなと私の勝手な憶測ですが…。

このようにどんなことがあっても保護者会と信頼関係で繋がり一緒にあおぞらクラブを作っている時にはみんなで乗り越えていけると思っています。

秋祭 秋の紅葉と盛り上がる老人と幼稚園児 かわいい秋祭り文字 ...今回のおまつりも1年生からもこんなものを作っているんだよと可愛いおまけの入れ物や家に3列シートの車があるから大きい荷物を運ぶときは手伝いますとおっしゃってくださいます。

上の学年の方々が細やかな連絡や温かい居場所を作ってくださっていることが見えてきます。

活動から見えるホッコリがうれしいま毎日です。

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